3D制振装置(制震装置) MERベースタイプ|日本制震システム

優れた耐久性


耐久性に優れた長寿素材

ゴムの最大劣化要因であるオゾンによる30年以上の耐候試験をクリア。
さらに、通常より過酷な試験条件から実際に使用環境では100年以上の耐久性能。また橋梁用支承ゴム基準の劣化試験にもパスしています。



オゾン耐候試験

【試験方法】

大気中のオゾンによる加硫ゴムの劣化を推測するために行った。
人工的に発生させた高濃度オゾンを含む高温大気中に伸長試験片を暴露し、その劣化を促進させて合成ゴムの最大劣化要因の耐オゾン性を調べる。


【試験結果】

変化なし


【解釈および考察】

上記試験の過酷な条件設定においての試験期間の1日(24h)は、1年に相当する。
⇒MER-SYSTEMベースタイプは自然外気露呈の条件で30年以上の耐久性を有する。


100年以上の耐久性

【結論】

施工後の床下環境下(直接露呈なし、遮光、側面のみの外気接触)では「MER-SYSTEMベースタイプ」は上記の3倍以上の期間において耐久性をもつと推測。
また、土木用オゾン劣化試験(温度40度、オゾン濃度50pphm、伸び率20%、期間96h)をもクリア。

(試験機関:(株)久留米リサーチ・パーク)


強度性能試験

【試験方法】

圧縮強度試験/JISK7208に準ずる。


【試験結果】

2t/cm2の過重(試験機限界値)で破壊せずに復元。


【解釈および考察】

「MER-SYSTEMベースタイプ」1枚当りの耐力について支持面積が
ベースタイプ120=175.5cm2およびベースタイプ100=139.5cm2として換算
∴ベースタイプ120:175.5cm2×2t/cm2=351t
∴ベースタイプ100:139.5cm2×2t/cm2=279t
⇒MER-SYSTEMベースタイプ1枚当りの耐力は、279t~351t以上。



1枚あたり住宅3棟分の荷重に耐える

【結論】

MER-SYSTEMベースタイプ1枚で住宅3棟分程度の総過重を破壊せずに支え得る。

(試験機関:(株)久留米リサーチ・パーク)


木を超えた耐熱能力

木の発火限界値といわれる270℃を上回る300℃で1時間の耐熱変形試験をクリア。
万が一の近隣火災などによる輻射熱でも変形することなく、建物の不陸の心配がありません。

耐熱変形試験

【試験方法】

試験体を所定の温度300℃で1時間加熱した後、形状、色等の異常の有無を観察及び寸法を測定。
なお、試験体はMER-SYSTEMベースタイプ100とし、室温20℃の恒温で24時間養生した後に試験を行った。


【試験結果】

形状、色等の以上なし


【解釈および考察】

木の自然発火の限界点270℃を上回る300℃で、1時間の高熱に耐える。


木や樹脂より燃えにくい

【結論】

樹脂等の融点をはるかに超える耐熱性能は構造的使途に大きな適正を有する。

(試験機関:(株)久留米リサーチ・パーク)


耐薬品も大丈夫

JIS規格に基づく土木・建築材料の耐薬品試験・5時間浸析に於いて異常なし。
市販の防蟻・防腐剤の浸析・塗布実験でも異常なし。

耐薬品性試験

【試験方法】

・試験体 寸法:25×50×2mm
・試験条件 試験温度:60℃±1℃、浸せき時間:5時間


【試験結果】

試験値 純度および濃度 目視観察
硫酸 30W/W% 異常なし
塩酸 35W/W% 異常なし
硝酸 40W/W% 異常なし
塩化ナトリウム 10W/W%の溶液 異常なし
水酸化ナトリウム 40W/W%の溶液 異常なし

【結論】

現行、土台等に使用される薬品による影響はないと考える。

(試験機関:(株)久留米リサーチ・パーク)


強靭で腰の強いゴム

1枚あたり279t以上の圧縮強度を持ち、5t以上の力の引っ張りにも耐え、5倍の長さに引き伸ばしても破断することはありません。
また、4倍の伸長時の復元応力は3.5t以上という非常に優れたゴム特性を持っています。

長期荷重圧縮歪み試験

長期荷重の算定

【想定住宅】

・基礎総延長 64m
・MER-SYSTEMベースタイプ使用数 114個
・住宅種類 木造軸組み平屋、総2階、総3階建て
・建物重量 平屋=26,400kg、総2階=43,900kg、総3階=62,330kg


【MER-SYSTEMベースタイプ1枚当りの長期荷重】(=建物重量÷MER-SYSTEMベースタイプ使用数)

・平屋 26,400kg÷114枚=232kg
・2階 43,900kg÷114枚=386kg
・3階 62,330kg÷114枚=547kg



実用MER-SYSTEMベースタイプ歪み試験

【試験方法】

⊥型に組んだ土台と基礎に見立てた支持盤(鋼材)にMER-SYSTEMベースタイプを設置し、柱芯から15cmの位置でφ12mmのアンカーボルトで手締め固定し、隙間が生じないようにした。試験体の柱部上部をインストロングタイプの材料試験機(容量10t)を用い、過重速度(3mm/分)で過重を加力し、変位量を変位計で測定。
・試験体:MER-SYSTEMベースタイプ100、⊥型土台(米ツガ)
・試験条件:各々3組の試験体による測定を平均


【MER-SYSTEMベースタイプ1枚に架かる長期過重と歪み試験結果】

住宅種類 長期荷重/枚 試験体No.1 試験体No.2 試験体No.3 平均歪み値
平屋建て 232kg/枚 0.48mm 0.27mm 0.39mm 0.34mm
2階建て 386kg/枚 0.62mm 0.37mm 0.40mm 0.46mm
3階建て 547kg/枚 0.72mm 0.53mm 0.51mm 0.58mm

【結論】

特殊開発のゴムと金属板を内蔵した積層ゴムが、上記結果のように長期荷重に対する構造安全性能を上げている。
また、耐久性能にも優れたMER-SYSTEMベースタイプは長期間(耐久試験参考)にわたってこの初期性能を発揮する。

(試験機関:(財)日本住宅・木材技術センター)

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